ゴードン三郎、30代からサッカー始めるってよ

サッカーへの挑戦記やスポーツ、ラジオ、地域の消防団活動について綴ります。

2020中学受験を振り返る

こんにちは、ゴードン三郎です。

 

今日は2/1~2/5の息子が挑んだ中学受験を振り返ってみようと思います。

 

エントリーしたのは4校

第一志望はレベルとしては適正のA校

第二志望は今年から女子高から共学化し、世間からも動向が注目されているB校。息子の力からすると、ほぼ確実に合格はできるだろうというところ。

それと、息子が一番行きたい学校ではあるけれど、二段階ほど格上なC校。

息子は共学校を希望しているけれど、もし、AからC校どこにも合格できなかった場合を考慮し、2/5も入学試験がある男子校のD校。

 

試験日程としては、A校は2/1と2/3の2回試験が設定されており、B校は2/1の午前午後、2/2の午前午後と比較的多く設定されている。

C校も2/1の午後、2/2の午後、2/3と2/4にも設定されている。

 

最近は様々な試験日程が設定されており、パズルのように試験日程を組み合わせ、スケジュールを組んでいく。

試験結果はネットで即日発表。出願もネットなので試験前日の23時59分まで受け付けているところがほとんどなので、どこの家庭も試験結果を確認しながら受験校を変えてくる。

我が家でも様々な状況を想定し、スケジュールを組んでみたが、まずはなるべく早く合格を確保したいと考え、2/1の午前にA校、午後にB校を受験することにした。

 

2/1の結果はA校は不合格だったが、B校は合格することができた。

もし、2/1にA校B校ともに不合格だったら、2/2は午前午後ともにB校を再受験しようと考えていたが、その事態は避けることができた。

 

A校B校ともに、いわゆる中堅レベルの学校であるが、中学受験者の増加によりどこの学校も軒並み過去最高の受験者数を記録し、倍率も高くなり難化してしまったようだ。

我が家は塾の先生と相談し、2/2は塾で勉強し、2/3に実施される2回目のA校試験に挑み、合格をつかむ方針にした。

息子もA校の不合格にかなり落ち込んだようだが、何とか奮いたち2/2は塾に出掛けて行った。

迎えた2/3、息子は張り切りA校を受験した。なんとか合格してほしいと願ったが、残念ながら不合格。

A校2回不合格はさすがに堪えたようで、息子の落ち込みが激しい。ろくろくその日の夕飯も口にしなかった。

翌2/4はチャレンジ受験となるC校。おそらく結果は厳しいものになるだろうと予想はつくが、果たして挑む気力が残っているかどうか。塾の先生も「B校の合格はもらっているので、最悪受験しなくてもよいと思う」とおっしゃってくださった。

 

2/4やはり息子の目覚めは最悪。起きてくることができない。午前に開始される試験なので、時間的な余裕はあまりない。

集合時間の1時間20分前にようやく起きてきた。

C校は電車だとやや不便な場所に立地しており、地理的にはやや遠回りで行くことになる。道路がすいていれば自家用車で行くのが一番早い。当初は自家用車で妻が贈ってくれる予定であったが、2/4は平日。通勤の車で道路混雑が始まってしまうことが考えられ、自家用車は断念。自転車でC校に行くことにした。片道10キロ。幸い、C校の説明会や文化祭などで何回も自転車で行っていた学校なので、道などは頭に入っている。

集合1時間前に家を出発。

集合5分前に到着できた。

C校の校門では塾の先生が待ってくれていた。

「来ただけで偉い!」と激励をしてくれ、息子を会場に送り出してくれた。

結果はまあ、不合格でしたが、受けもせずに入学資格を逸するよりも、試験をきちんと受け、受けたうえで不合格となる方が後々の人生で後悔することはないだろう。

 

息子もすっきりとした顔で会場から出てきた。

 

2/5最終日。この日はD校。男子校ではあるが、先生たちの面倒見がよく難関大学にも多数の合格者を輩出しており、海外研修やタブレット端末を使った先進的な教育も積極的に取り組んでいる。学校説明会にも参加したが、参加者に学食のカレーを無料でふるまってくれたことが印象に残っている。入学難易度は中堅よりやや低め。B校と同等程度。

2/5に受験する子供たちは、中には2/1から受験を続けているが合格を一つももらえていない切羽詰まった子供もいる。

我が息子はほぼ進学先をB校に決めたが、計画通り最後まで受験をしきろうと話し合い、有終の美を飾るべくD校を受験することに決めた。

もやもやが晴れ、息子は朝きちんと起床。余裕をもってD校に到着。塾の先生も最後の激励に来てくださり、送り出される。会場入り口にはD校の校長先生が出迎えてくださり、受験生一人一人に「よく来てくれたね、頑張ってね!」と声をかけ、握手をしてくれる。

D校の保護者控室に入ると購買部のおばちゃんたちが総出で温かい飲み物や冷えたジュースまでふるまってくれる。試験が開始されると校長先生が保護者に挨拶をしてくれる。そして落ち続け急遽受験を決めた人のために学校説明会まで開催してくれた。

 

さて、D校の受験結果は合格であった。

なんとか有終の美を飾ることができた。

 

2020年の中学受験は、先述の通りいわゆる中堅の学校が軒並み難化。

例年であれば合格しやすい学校も倍率が激増したようだ。

上位校の倍率は大きな変化はなさそうなので、単純に中堅レベルが適性の受験者が増えたことが要因なのでしょう。

中学受験者は再来年あたりがピークを迎えるようなので、来年再来年も同様の傾向は続くのではないだろうか。

 

息子の2年半に及ぶ受験生活はとりあえず終わり、今は新たな生活を始めるための手続きを始めている。

中学受験は結果ではなく、そのプロセスが大事だと言われる。小生も同感だ。はたして2年半で何が成長できたのか。その点まではまだ整理しきれていない。

楽しいことを我慢したり精神的に追い詰められたことも多々あった。それらを乗り越え今日を迎えることができたわけだが、息子なりに何か感じることはあったのだろうか。

またゆっくりと振り返っていければと思う。

新たな学校生活が楽しく、大きく成長してくれればよいなと思う。