ゴードン三郎、30代からサッカー始めるってよ

サッカーへの挑戦記やスポーツ、ラジオ、地域の消防団活動について綴ります。

ポンプ車から水を出すまでには覚えることがたくさんある

こんにちは、ゴードン三郎です。

 

消防団のお仕事に、「火災の際の初期消火」というものがあります。

ポンプ車で火災現場に駆け付け、ポンプ車から水を出し、火を消すというものです。

 

しかし、ポンプ車から水を出すためには、水の供給源とポンプ車、そしてポンプ車とホースを接続し、適切な圧力で水を吸い上げ、適切な圧で火点に放水をしなくてはいけません。

そしてその作業は自動ではなくすべて人力。いざ!!という時にこの作業をスムーズに行うためには当然訓練が必要です。

この基本的な操作を習得するための手順が「消防操法」というものです。

主に消防操法には小型可搬ポンプ操法と、ポンプ車操法があります。小生が訓練をするのは、ポンプ車操法です。

小生らの消防団に配備されているポンプ車は、本家の消防隊で使うポンプ車と同等の性能を持ち合わせています。

 

先日はその「消防操法」を習得するための1回目の訓練がありました。

消防操法に参加するのは団員4名と指揮をする分団長。

それぞれ1番員~4番員と呼ばれ、役割が番員ごとに決まっています。

小生が担うのは2番員。事前に予習用のDVDで勉強をします。

DVDだけでなく最近では消防団にもEラーニングが採用され、webでの勉強もできます。

 

この日に訓練をしたのは、服装のチェック、集合からポンプ車に乗車するまで。

服装に関しては非常に細かくチャックされ、作業着のチャックの収め方や履く編み上げ靴の紐も靴の中に収められていなくてはいけません。

整列する際の立ち位置はもちろん指の位置や足の角度まで細かく規定され、チェックをしていきます。

ポンプ車の乗車の仕方も、バーを握る位置・指の位置・目線なども細かくチェックをします。

水を出せるまでにはまだまだ道のりは遠いですね。

 

正しい手順で規律正しく安全に消火活動をするには、ここまで気を配らなくてはいけないのだと、実際に消防の世界に足を踏み入れて感じました。

そして、日ごろ訓練をしてくれている人がいるからこそ、我々は平和に暮らせているのだとも感じました。

 

しっかりと水を出せるように鍛錬をしていきたいと思います。