ゴードン三郎、30代からサッカー始めるってよ

サッカーへの挑戦記やスポーツ、ラジオ、地域の消防団活動について綴ります。

かつてないほど看護師が注目される

こんにちは、ゴードン三郎です。

 

コロナ禍にあり、最近注目されているのが看護師不足。

 

かつて看護師がこんなに注目されたことはないと思う。そして小生も看護師である。

 

注目されている看護師ではあるが、世間の方々は看護師の仕事とは一体何か。実はあまり知られていないのではないかと思う。

 

看護師の仕事、法律的に言えば「診療の補助と日常生活の援助」である。

わかりやすそうでわかりにくい。

まさにどうとでも解釈できる文言である。

 

それだけに看護師の仕事の実際はわかりにくい。

 

仕事としてもそうであるが、「看護学」という学問の分野が存在することもあまり知られていないように思う。

 

なんとなーく看護師は「注射をする」「おむつを替える」「ご飯を食べさせる」こんなイメージがあると思う。

しかし実際には医療機器の管理もするし操作もする。患者の状態を考えその時に必要なケアを提供する。入院時のオリエンテーションもするし、退院後の生活の指導も行う。

まあ、業務は多岐にわたる。そして、看護師の仕事は「ここからここまで」という線引きはない。それが看護師の仕事を分かりにくくしている原因の一つかもしれない。

そしてよく言われるのは「看護師と介護士の違いは何?」ということである。

確かに病院や介護施設と縁遠い人にはわかりにくいと思う。

 

看護師の不足が叫ばれ、コロナが落ち着いたときに看護師の仕事はどのように変化するのだろうか。

 

小生が危惧しているのは、専門性が低下することである。

 

看護師は国家資格である。

有資格者しか看護業務につくことはできない。それだけに人材不足の施設に誰もが助っ人に行けるわけではない。

 

一番まずいのは、、

看護師少ないと困るね

有資格者しか看護業務につけないんだから、そりゃ応募できる人は限られるよね

じゃあ、いっそ資格なくても看護できるようにすればいいんじゃない?

 

という規制緩和への動きである。

 

確かに、日常生活の援助の一部分、例えば食事の介助など日常生活の援助の一部であれば、無資格でもできるだろうし、看護職員の人材不足の打破につながるかもしれない。

 

しかし、看護師の専門性は失われるだろうし、「看護学」という学問の衰退にもつながるかもしれない。

 

いまいちど、自分の職業と行先について、どのようになっていくのか、どのようにあるべきかを考えていきたいなと思う。