ゴードン三郎、30代からサッカー始めるってよ

サッカーへの挑戦記やスポーツ、ラジオ、地域の消防団活動について綴ります。

コロナ禍の少年の話③

sabu-gordon.hatenablog.com

sabu-gordon.hatenablog.com

 

さて、帰宅部となった息子ですが、小学校時代から通い続けていた学習塾はなんとか週2回のペースで通っていました。

 

ところが年が明けて1月終わりのある日、学習塾に通うことができなくなってしまいました。

 

親としては、学校と家以外のコミュニティは本人への刺激のために必要ではないかと思い、通塾は続けてほしかったのですが、3月までお休みの後、退塾することになりました。

塾の先生とも複数回の話し合いを重ねたのですが、本人に通塾の意思はもはや消えてしまい、戻ることはできませんでした。

 

通塾しなくなってからは、毎日学校と家を往復するだけの毎日。

それでも何か打ち込むことがあればいいのですが、家では自室に閉じこもり、ひたすらゴロゴロするだけの毎日。

下手をすれば学校から帰るとそのまま眠りこけてしまい、夕飯を食べない日もチラチラと目立つようになりました。

休日は特にひどく、外出はおろか自室から出てくることもほぼない状況です。

 

あれだけ熱心に打ち込んでいたサッカーからも完全に離れ、サッカーどころか体を動かすことはほぼなくなりました。

 

3食とれないというのはさすがに良くないし、この無気力の状況が単に反抗期の子供によくあることなのか、それとも医療的な介入が必要な状況なのか、親の視点では正直よくわからず、近所の精神科で診てもらうことにしました。

 

先生によると、3食とれないことは良いことではないけれど、

・通学はできているし、課題もこなせている

・入浴もしていて社会生活への適応ラインはクリアできている

なので、うつ病などといった診断までは至らないとのこと。

 

ただ、学校生活を送るということが、本人にとってかなりエネルギーを消耗しているので、例えば週末に何もできない無気力な状況は許容してはどうか、という提案でした。

 

親としては、学校に行けているだけで良し、どうにかなるだろ、と大きく構えなくてはいけないのだろうと思いますが、本人が何をどのように考えているか恥ずかしながらわからないことが多いですし、今後まっとうに社会生活に適応できる人間に成長できるのか不安な気持ちが大きいです。

 

ただ、今は本人を静かに見守つつも、親として必要な支援はしたいなと思います。