正真正銘本物の初心者が草サッカーに参加した
タイトルの通りであるが、小生サッカーの競技経験はない。
そんな小生がなぜサッカーに興味を持ったか。
それは息子の影響である。
息子が年長さんの時に地域のサッカーチームに入団をした。
当然小生は練習や試合の送迎、応援に勤しんだ。
時にはアシスタントコーチとして練習や試合運営のお手伝いをした。
(ちなみにこの時に入団したチームは事情があり、現在は退団している)
そんなことをしているうちにこんな感情が芽生えてしまった。
「子供たち楽しそうだなあ・・・オイラもサッカーやってみたいなあ・・・」
とはいえ、全く競技経験はない。手始めに、職場の後輩を誘いフットサルを楽しむようになった。
まあ、素人寄せ集めなので空振りやミスキックばかりだったが、楽しい時間を過ごせるようになった。
このフットサルは始めて5年ほど経つが、今の月に一回程度のペースで続いている。
そんなこんなで1年ほど前、子供のチームのコーチの方よりお誘いをいただいた。
「フルコートのサッカーをやりませんか??」
チョボチョボと素人フットサルしかやっていない小生としては、フルコートサッカーはまさに未知の領域。パスポートなしで海外旅行に行く気分であったが、それよりもやってみたい気持ちが勝り、参加させていただくことにした。
自分用のスパイクやすね当てといった備品をワクワクドキドキしながら購入し、いざ参戦。
当然周りには知り合いは、お誘いいただいたコーチ以外には皆無。
周りは自分より若くいかにも「学生時代はバリバリサッカーやってましたよ」的な雰囲気の猛者ばかり。それでもまずはピッチに立ってプレーをしてみる。
基本的にフットサルのボールは重くコントロールがしやすく、サッカーボールは軽く作られていてよく弾む。
その勝手の違いもあり、気を遣って小生にパスをくれるがなかなか、足元に収まらない。ボールが収まっても素のあとどうしていいかわからない。
それでもチームに迷惑をかけまいとボールに必死に食らいつく。
まあ、相手も明らかに素人はいないので、小生がボールを持ってもあっという間に奪っていってしまう。
もともとマラソンもしているので体力はある方だと思っていたが、ピッチを走り回っていたらものの5分程度で息があがってしまった。
まあ、フルコートのサッカーは全長でいえば100メートル近くあるので、その中を動いていたら当然体力はすぐに尽きてしまう。
そんなほろ苦いサッカーデビューであったが、めげずに月に一回程度参加をさせてもらっている。
素人相手にありがたい話である。
フルコートのサッカーを始めて1年ほど経つが、それほど上達はできていない。浮き玉の処理はできないし、パスミスやトラップミスはしょっちゅうだ。そもそもボールに触れる機会がプレー中ほとんどない。例えば20分ほどのプレー時間であれば、ボールに触っている時間はせいぜい5秒程度。
まずは当面の目標は①ボールに絡む機会を増やすこと。②怖がらずに強い気持ちでプレーすること③ボールを持ったらすぐに味方の足元にパスすること
この辺りである。
サッカーを始めて感じたことは、
①本当の初心者が社会人になってから始めるにはややハードルが高い。
→社会人でもサッカーをする人は基本的に学生時代からやっていて、社会人になってもやりたいからやっている。つまり生粋のサッカー好きばかりである。社会人から全くの素人からサッカーを始める人は本当に少数であると思う。
もし、小生のような理由で初心者が始めたいのであれば、初心者であってもそれを許容してくれるチームに入るべきである。
真剣なチームは自チームのプレーにもとても厳しい。せっかく頑張っているのに厳しく叱責されてしまっては楽しむことはできないし、サッカーから足が遠のいてしまう。
②フットサルとサッカーは全く違うスポーツ
→コートの広さもボールも違う。初心者はボールの扱いにまず戸惑うのではないだろうか。また、広いがゆえにロングボールや浮き玉が多い。フットサルはボールを転がす機会の方が圧倒的に多い。
転がるボールと浮くボール、扱いが難しいのは当然浮いたボールである。ちょっとずつでも浮き玉にも慣れていきたい。
ただ、フットサルの方が参加のハードルは低い。初心者はまずフットサルでボールに慣れることで、サッカーにステップアップするのはいいと思う。
③ボールを止めることが一番難しい。
→よくサッカーの基本はボールを蹴る・運ぶ・止める、なんて言われる。ボールを蹴る・運ぶのは勢いで誤魔化せるのだが、ボールを止めることは誤魔化しきれない。そしてボールを止めることができなければ、次の蹴る・運ぶにつなげることができない。当面はこの辺りを意識してプレーしていきたい。
長文になったが、また素人がサッカーに触れ、感じたことを綴っていきたいと思う。