ゴードン三郎、30代からサッカー始めるってよ

サッカーへの挑戦記やスポーツ、ラジオ、地域の消防団活動について綴ります。

自然災害における病院の危機管理とは

こんにちは、ゴードン三郎です。

 

8日夜中から9日明け方にかけて台風が首都圏を直撃。

各地で被害が出ており、交通網の麻痺や停電などまだ首都圏の完全復旧には時間がかかりそうです。

 

小生、郊外の病院で看護師をしておりますが、ちょうど9日月曜の日勤のついておりました。9日の朝は鉄道の運休の影響や、倒木などの被害のため、出勤できない看護師が続出でした。

小生の自宅は徒歩にて15分のところでしたので、定刻で問題なく出勤できました。

 

病院というと、入院患者や救急の受け入れなど、24時間365日ほぼ途切れることなく稼働をしており、それはまた社会的な責務でもあります。

 

そして、病院は慢性的な人員不足で、常にギリギリの人員で稼働をさせています。

つまり、今回のように、交通インフラがダメージを受け職員がそろわないと、病院の通常稼働に多大なダメージが及ぶ恐れがあります。

幸いにして、9日月曜は比較的人員的余力があり、問題なく病院を稼働させることができました。

 

災害時における病院の危機管理は重要であると個人的には感じております。

 

大きな自然災害というと、真っ先に思い浮かぶのは地震です。

 

病院には大地震発災時の対応マニュアルが整備され、様々な備蓄がされています。

当然、災害対応訓練も定期的に行われています。

 

さて、今回のような台風や大雨大雪など、年に数回ある自然災害にはどのように対応していくか。

 

あれ、

 

探してみたけど、台風・大雪などによる交通インフラ停止の恐れがある場合の対応マニュアルはどうやら存在しないようです。

 

つまり、現状における交通インフラ停止の恐れがある場合の対応は、行き当たりばったり・その場で何とかする。ということのようです。

 

日本の気候は変化し、熱帯化をしています。

突然のゲリラ豪雨や、台風の巨大化強力化はその影響といえます。

 

社会的な流れも、例えば鉄道に関しては、被害が甚大化することを避けるため、計画運休をしてその被害を最小限にとどめることがスタンダードになりつつあります。

 

つまり、今回のように交通インフラが停止することは年に数回は必ずあることだ、と認識する必要があるといえます。

 

ですので、病院のように人員を切らすことができないような施設では、対応策をきちんと考える必要があるのではないか、と改めて感じました。