建物火災に日本の縮図を見た
こんにちは、ゴードン三郎です。
朝晩は冷え、空気が乾燥する季節になりましたね。
そうなると怖いのは火災ですね。
我が地域の消防団も秋の火災予防運動に合わせ、今月の3週目には夜警(いわゆるパトロール)を実施します。
さて、とある日の夜も更けたころ。管内で火災発生の連絡が。
すぐに身支度をして詰所に入り、防火服を着こんでポンプ車に乗り込み現場へ。
この日は多くの団員が集まり、遅れて参集した団員は現場近くの交通整理にあたります。これも大事な消防団の役割。
現場は比較的築年数のたっていそうな集合住宅。どうやら最上階の一室が燃えたようですね。
すでに消防隊が鎮圧(鎮火の手前。日はあらかた消した状態)させ、火元の部屋以外には拡がらなかった様子。ガス会社や役所の職員の方もいます。そうだよね。住んでる人や家族構成・近所の人の状況や情報は役所が管理しているもんね。
現場でしばらく待機の後、火元の部屋の状況を確認し、撤収の指示となりました。
現場では近所の人が心配そうに集まります。集合住宅での火災のため、住民の方は避難し、消防のマイクロバスに乗り込んでいました。燃えた部屋はもちろんですが、隣や階下の部屋は水浸しで住めないかもしれません。そういう場合はどこで寝泊まりするのか、、、。
どうやら火元の住民は認知機能低下があり独居、食事の支度で失火してしまったようです。
超高齢化が進む日本には、一人で住むのが困難にもかかわらず、一人で暮らさざるを得ない方がおそらく大勢いるんだろうなと感じました。
今後もこのような火災が増えるかもしれません。
今回の火災で、高齢社会が抱える問題。日本の縮図を見たように感じました。